それでは、ようやくどこに情報が足されているのかを書きたいと思います。
私が感じた一番の補足プラスポイントは、
絵本の中だけではじっくり触れられていない未開拓ストーリー部分です。
たとえば「かいじゅうたちのいるところ」では、
主人公がかいじゅうたちとかいじゅう踊りをする挿絵だけのページが
おもにストーリーが足されています。
どんな踊りをしたから、どんな行動をとったからこの挿絵の画が書かれたのか、
そんな視聴者が一瞬疑問に思うような部分が未開拓ストーリー部分です。
他の絵本でも同じようなことが言えます。
たとえば「あらしのよるに」の絵本では、
敵であるおおかみの耳はヤギに食いちぎられたと書いてあります。
しかし、映画ではそのヤギとは実は主人公のヤギの母親でという因果関係が足されています。
「かいじゅうたちのいるところ」よりかは、疑問には思いづらいところですが、
しかし、なぜヤギに食いちぎられたのか、
このヤギは何者なのかということが絵本の中では語られていないため、
じっくり読むと詳しくしりたくなるポイントである気がします。
なので、私は情報が補足されるポイントとしては、未開拓部分であると思いました。
が、映画の中には絵本のストーリーとまったく違うものも存在します。
それらについても現在他の映画と比較し、
それらをまとめたグラフ作業を現在行っています。
まだ、完璧ではないものの、このグラフをもとにさらなる比較を行っていけたらと思います。
チャートも出来てきたので、
返信削除これまで蓄積してきた情報の関係性が見えてきましたね。
情報を集める→読み込む(観る)→整理する→分析する
こういう手順を繰り返していくことで、
多層的な研究となり、そこから「発見」が生まれると思います。
つづけて頑張って下さい!
by ササキ